一瞬、時が止まったような沈黙があり、そしてその口から出されたのは意外な言葉――私の名前だ。 入口からおそるおそる足を踏み入れた、そのたった一歩で、立ち尽くしてしまった。 と同時に釘付けになったのは、この空間に踏み入る前からムンムンと漂っていた…
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