どこもかしこもがベトつく肌。滴る汗がまたいやらしく額を頬を這いずり、イライラを逆なでする。喉の奥底から、ヌメッた息が上がってきて、もうどうしようもなくなる。 そんな中で目の前にある、ケーキ――を包んでいるビニールの濁りを見ただけで、指がヌメっ…
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